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カメラによる発光量の自動制御
カメラ側で発光量を自動制御してフラッシュ撮影するには、フラッシュ
ユニットを取り付けて電源を入れ、GNC(ガイドナンバーコントロー
ル)モードを選んでから、カメラで次の操作を行います。
1. シャッターレリーズボタンを半押しして露出計をオンにし、シャッ
タースピードまたは露出状況をビューファインダーに表示します。
シャッターレリーズボタンを一気に全押ししてしまうと、フラッシュ
発光が必要な状況でも発光されません。
2. シャッタースピードダイヤルを「A」(絞り優先AEモード)または
1
/
180
秒以下のシャッタースピード(「B」を含む)にします。絞り優
先AEモードでは、カメラは定常光に応じてシャッタースピードを
決定しますが、手ブレを軽減するために1/焦点距離の公式に応じ
てシャッタースピードを 制 限します。
3. 希望の絞り値または被写体までの距離に応じた絞り値を設定し
ます。
メモ
ハイスピードシンクロ機能に対応していないフラッシュユニット使用
時に、自動設定されたシャッタースピードまたは手動設定したシャッタ
ースピードが
1
/
180
秒より速い場合は、フラッシュは発光されません
(163ページ)。
フラッシュユニット使用時のビューファインダー表示
「ライカ M エディション 60」のフラッシュ機能に対応しているフラッシ
ュユニット使用時は、ビューファインダーのフラッシュマークのLEDの
表示でフラッシュの状態を確認できます。
オートフラッシュモード(GNCモード)時の表示
(ガイドナンバーまたはTTL設定のフラッシュユニット)
•
フラッシュユニットの電源が入って充電が完了しているが、「記
号」が表示されない。
ハイスピードシンクロ機能に対応していないフラッシュユニット
使用時で、カメラが
1
/
180
秒より速いシャッタースピードに手動で
設定されています。フラッシュユニットの電源が入って充電が完
了していても、フラッシュは発光されません。
• 撮影前に「 」がゆっくり(1秒に2回)点滅
充電が完了していません。
• 撮影前に「 」が点灯
充電が完了しました。発光できます。
• 撮影後に「 」は点灯したままで、その他の表示は消灯
フラッシュ撮影が成功しました。充電が完了しており、引き続き発
光できます。
• 撮影後に「 」が速く(1秒に4回)点滅し、その他の表示は消灯
フラッシュ撮影が成功しました。充電が完了していないため、次
の発光はできません。
• 撮影後に「 」とその他の表示が消灯
絞り値が小さすぎたなどの理由で、露出不足でした。フラッシュ
ユニットが低電力モードに設定されているときは、発光に必要な
電力が少なくてすむため、フラッシュマークのLEDが点灯してい
なくても発光できることがあります。
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